学園だより(2022年 3学期号) をご覧いただけます

なかよし幼稚園では、「学園だより」を、学期ごとに発行しています。
PDFファイルで閲覧できますので、どうぞごらんください。
「学園だより」ページばこちら。


なかよし幼稚園だより

2021年3学期号

二年目のコロナ禍に見舞われ、学級閉鎖や行事の中止、保護者の方の来園機会が減り、ご心配やご迷惑をお掛けしましたが、大きな事故や怪我がなく無事に今年度の最終月を迎えることができました。この一年を振り返り、大きく成長した子供達の姿を嬉しく感じているこの頃です。

まず初めになかよし幼稚園の園児たちはあいさつがきちんと出来るということです。朝、元気な子供達のあいさつは私たち職員にたくさんのエネルギーを与えてくれます。そしてお友達と仲良く遊ぶことができます。一緒に遊ぶ喜びを知ると同時にきまりを守る事が出来ます。先生のお話もきちんと聞くことができます。自分のことは出来るだけ自分でやるようにしています。たとえば二歳クラスから靴や帽子やベッドカバーの着脱、バックパックの開け閉めなど練習しています。そして最後に先生やお友達から思いやりを大切にすることを学んでいます。

先生達も頑張りました。少しでもご家族の皆様に園の様子を知っていただこうと掲示板に子供達の写真やメッセージを載せました。子供達や保護者の皆様にお遊戯会を少しでも体験していただこうと歌や踊りや楽器演奏のビデオを作成しました。体操参観日を行って保護者のかたにも参加していただきました。子供達はソーシャルディスタンスを守るために他の子供達と一緒に遊ぶことが難しかった時期もありましたが、最近では、お外で朝、全員でラジオ体操をしたり、ダンスをしたり、先生のピアノに合わせて歌を歌ったりして、短時間ではありますが、みんなの顔や姿を見ながら一緒に過ごすことができるようになりました。

保護者のみなさま、最後の日に家に持って帰るお道具箱に入っていた教材を見てくださいね。短くなったクレヨンや色鉛筆、たくさんの絵が書かれいるお絵描き張、何回も使った粘土。子供達がこの一年間、いっぱい遊んだ様子が伺えるかと思います。

今年度一年間、保護者の皆様のご協力に心から感謝申し上げます。ばらぐみ、すみれぐみの保護者の皆様、今後もお子様が日本の言語、文化、習慣を大事にして元気よく成長されることを願っております。進級児の保護者のみなさま引き続きのご支援のほどをどうぞよろしくお願い致します。

ディレクターダミアタ敬子

先生がたからのメッセージ

ぺんぎん組

五人から始まったぺんぎん組、今では八人の子供達となりました。日本語が分からないお子さんもいるので、手話を交えて話していましたが、今では、色、形や数、果物や車の種類など、たくさんの言葉を言えるようになりましたね。身支度も自分でするだけでなく、お友達を助けたり、教えてあげたりしています。新しい遊びを考え楽しく遊んでいますが、仲が良い分、遠慮なく自己主張をし合い、口げんかになる事もしばしは。譲れない時もありますが、「どうしたらニコニコになれるかな~?」と一緒に考えているうちに、スッと仲直りする事も。子供達が本来持っている「優しさ」「楽しみたい」心なのだなと思いました。この十ヶ月、お子様達を元気に幼稚園に送り出して下さりまた様々なご協力をいただいたお陰で、楽しく元気なぺんぎん組で過ごすことが出来ました。ありがとうございました!

りす組

りす組のお友達と出会い、早いもので一年が経とうとしています。振り返ってみると、出会った頃は、まだまだ一人遊びが好きなお友達も多く、新しいお友達とも『おはよう』と言えなかったり、お歌をうたったり、ダンスをする事が恥ずかしかったりする姿も多く見られましたね。でも、今では、元気なあいさつやみんなで誘い合って滑り台やボールで遊んだり、自分のことは自分でやろうと頑張っている様子がたくさん見られるようになりました。出来た時には「先生、見てー!!できたよー」とニコニコ顔で教えてくれます。また運動会でもトトロ競争やかっちょいいダンスなど堂々とした姿を見せてくれ、この一年で大きく成長した事を実感しています。その中で、かけがえのない存在だったのが、“お友達”の影響です。お友達に優しくしてもらって、そして自分もお友達に優しくする。お友達とお話をすると、笑顔になれる、一緒に遊ぶと一人よりも二人よりも、もっともっと楽しい。このような経験を日々、りす組の子供達は、くり返して、沢山の事を感じてくれたように思います。子供達と素敵な時間を過ごす事が出来たのも、保護者の皆様の暖かい支えやご協力があったからこそだと思い、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

ばなな組

春休みが終わると目まぐるしく行事が過ぎ、気づけば、ばなな組も終わりに近づいてしまいました。先日の運動会では、お父さんやお母さんに良い所を見せるのを楽しみにかっちょいいダンスも見せられたし、みんなで力を合わせてボールを渡しあったり玉入れをしたりしてクラスの仲の良い雰囲気も感じてもらえた事と思います。今年度もコロナによる多少の規制がある中での園生活でしたが、少しずつ緩和され、机の上で一人ずつ遊んでいたブロックもお友達と一緒に大作を作れるようになったり、お外でおべんとうを食べたりめろん組とお外で混じって遊べるようになったりと楽しさの幅が増えました。子供達の中から「今日はあの子と遊びたいな」と言ったり「かして」「あとで」などといった会話も多く聞かれるようになり、集団生活ならではの部分が経験できるようになった事を嬉しく感じました。また、今年度のばなな組は一年を通して、お庭の柿の木を観察しました。秋には折り紙で柿をを作り、冬の枯葉、枯木に驚き、春には黄緑の若葉を見つけ、先日はすでに小さな緑色の実ができているのを発見し喜び合いました。お散歩をしながら自然や季節の移り変わりをみんなで感じられた一年となりました。

めろん組

新学期当初は新しいクラス、先生、お友達に戸惑っていためろん組さんでしたが、あっという間に三学期も過ぎ、今では子供達一人ひとりの個性や自分らしさを出せるようになり話の絶えない明るく賑やかなクラスになりました。遊びではお友達と関わりながらみんなで何かを作ったり、ごっこ遊びをしたりしてルールを決めたり作り上げる楽しさを感じ、またお友達と遊ぶなかで自分の気持ちを言葉で伝えられる場面が増えてきて成長を感じられました。コロナも少しずつ緩和され三学期に入ってから外で全学年で歌を歌ったり体操が出来るようになり、ばなな組のお友達とも一緒に遊べるようになりました。さまざまな事が楽しい思い出になったと思います。

ばら組

卒園おめでとうございます。ひらがな、数字、模写など、勉強をたくさんしてきました。最初の頃は、お勉強ばかりで嫌だ~、やりたくない~などと嘆きの声も聞きましたが、徐々に多くのワークをすることにも慣れて来て、最近では「ひらがなやるの!やったー!」とみんなが言い、楽しんで出来るようになりました。ひらがなに興味も出て来て、絵本や壁などにある文字を見つけると、なんでも読んでみようとするようにもなり、読めたということに喜び、嬉しそうな顔をしています。筆圧もしっかりついて、ひらがなも数字もとても綺麗にバランス良く書けるようになりました。外遊びでは、すみれ組のお友達と一緒にコロコロボール(ドッジボール)を毎日楽しんでいます。勝ったらピカピカの大きな星のシールがご褒美にあり、みんな勝ちたい気持ちで頑張っています。ボールに当たって悔しくて泣いたり、怒ったりしていた子供達も、今では悔しさは感じても、頑張るぞ!と気持ちを切り替えることが出来るようになりました。外に出ないといけない悔しい気持ち、外から当てる喜び、時に強く当ててしまって申し訳なく思う気持ちなど、毎日のゲームの中からいろいろなことを学び成長しました。クラスみんながとても仲良く、ケンカもしつつ、いろいろなお友達といろいろな遊びで遊んでいます。この一年で様々な面での成長をとても感じ、日々感動しています。新しい学校!大きい学校!のキンダーガーデンに行くことをみんなとても楽しみにしています。きっと頑張ってくれることと思います。一年間、ありがとうございました。

すみれ組

保護者の皆様、ご卒園おめでとうございます。今まで大切なお子様をお預けいただき、ありがとうございました。年長組は小学校へ上がるための最後の準備期間。そう思ってすみれ組を受け持ってから、はや一年が経とうとしています。自分で自分の荷物を持って登園すること、初めての事や苦手な事でもやってみようと頑張ってみること、周りの人に自分の気持ちを伝えること、また相手の気持ちを考えて行動したり発言したりすること、幼稚園での遊びや行事、様々な保育を通して自分自身で経験した「たくさんの学び」この大切な宝物を持った子供達をとても頼もしく感じています。また最近ではドッジボールやかくれんぼなどお友達同士を自分達で誘い合って遊べるようになって来たので、小学校へ行ってもそうやってどんどんお友達の輪を広げていってほしいと期待しています。最後になりましたが、保護者の皆様には多くのご理解とご協力を頂きまして深く感謝しております。そして子供達の成長を共に喜び、一緒に見守ることができたことを大変嬉しく思います。今後もお子様の更なる成長を心よりお祈りたします。ありがとうございました。

高本先生、ありがとうございました!

高本京佳先生がこの7月をもって退園されることになりました。子供達はやさしい高本先生が大好きです。高本先生は、なかよし幼稚園を三年間、ガーデナ仏教会日本語学校の上級クラスにも三年間通い、英語、日本語を話すことはもちろんのこと読み書きも出来る素晴らしい先生です。私たち職員は淋しい思いでいっぱいです。しかし、高本先生は将来、日本へ行って堪能な語学力を生かしたお仕事をする夢もあるとお聞きしています。高本先生のこれからの益々のご活躍を期待しています。

お寺のボランティアのみなさまへ

今田ブライアンさん、三輪アランさん、三谷デイブさん、岩本ダニエルさん、中村ジョンさん、西平ジョーさん、結城ウォレスさん、横田ジェームスさん、西田ケンさん、この一年間、園の修繕、体操参観日の音響のとりつけ、お庭の手入れなど多くのサポートをありがとうございました。その他、大勢のお寺のボランティアのかたにもこの一年間支えていただきありがとうございました。

お知らせ

2022年の新学期開始日は8月16日(火)です。