学園だより(2023年 3学期号) をご覧いただけます

なかよし幼稚園では、「学園だより」を、学期ごとに発行しています。
PDFファイルで閲覧できますので、どうぞごらんください。
「学園だより」ページばこちら。


なかよし幼稚園だより

2023年3学期号

今年度も残りわずかとなりました。この一年を振り返り、一人ひとりが大きくたくましく成長した嬉しさを感じているこの頃です。

お教室の窓から見える子どもたちの姿であったり、廊下から聞こえてくる子どもたちの声であったり、お教室に立ち寄ったりしたときの子どもたちの様子を見て、私は思わず微笑んでしまいます。そして感動してしまいます。

ぺんぎん組とりす組みの子どもたちは自分のことは出来るだけ自分でやっている姿を見ます。例えば、お外遊びに行く前に赤白帽子を後ろかぶりにしている多くの子どもたちがいます。なぜなら自分で鞄から取り出して自分で被るからです。お昼寝のときも頑張ってベッドにシーツを被せている子どもたちもいます。そして、お昼寝の後は自分でブランケットとシーツをバックにしまっています。そんな子どもたちの一生懸命さに私は心が打たれます。

ばなな組とめろん組の子どもたちが廊下に並んでいるときには、こんな会話も聞こえてきます。先生が「今日は何人のお友だちがいるかな。」と聞くと、子どもたちは数えて「8人!」と答えます。続けて先生が「では先生を入れると何人になるかな?」と聞くと「9人!」というみんなの声が返ってきます。子どもたちの絆も深まっているように思います。たとえば朝の登園時に悲しい気分でお教室に行くことを躊躇っている子どもがいたとき、お友だちが入り口まで迎えに来て「一緒に行こう。」と言うと気を取り直して笑顔になってお教室に行きます。

ばら組とすみれ組のお教室は日本語のお勉強をたくさんしている様子が伺えます。お教室のホワイトボードには、その日に習ったひらがなから始まる単語と絵がたくさん描かれています。絵本をすらすら読んでいる子どもたちもいます。小さい組のときは英語で話していた子どもたちも今では私の顔を見るなり日本語でお話をしてくれます。たとえば「〇〇(妹の名前)はおトイレでプープもできるんだよ。」とか「今度、〇〇(弟の名前)は、なかよしようちえんに来るんだよ。」とかです。こんなこともありました。

ある日突然、子どもたちが「いこしくへしもつや、、、、せや」と言っているのを聞いて私には何のことかさっぱり分かりませんでした。

先生がたによりますと子どもたちは順番に覚えたひらがなを暗記してしまったそうです。

子どもたちの成長した姿に喜びを感じると共に、従来の形に戻った行事や参観が出来たことにも喜びを感じました。12月のお遊戯会がソーシャルホールで行われ、3月の運動会も広い公園で開催されました。その他にもハローウィンパレードや豆まきもありました。お誕生日会も毎月、開かれるようになりました。お忙しい中たくさんのご家族のかたに参加していただき誠にありがとうございました。

次に、私事で大変恐縮ですが、この度、私は6月末日を持ちまして退職させて頂くことになりました。10年間、ガーデナ仏教会なかよし幼稚園ディレクターとしてお世話になりました。なかよし幼稚園の子どもたち、ご家族の皆様に毎日、お会いできることが大変、嬉しかったです。そして、子どもたちの日に日に成長していく姿を見せていただきたくさんのエネルギーをいただきました。今年で創立50周年を迎えたなかよし幼稚園はガーデナ仏教会のサポートと素晴らしいスタッフによる素晴らしい幼稚園です。アメリカで育つお子さんが日本語を維持、向上させていくのは長い道のりだと思いますが、どうか、これからもお子さまが日本語や日本の文化を継続していけるような環境を作ってあげていただくことをお願いいたします。

卒園生の保護者の皆様、お子さまがキンダーに入学された後もひと回りもふた回りも大きく羽ばたいていくことを陰ながら応援しております。そして、在園生の保護者の皆様これからもお子さまが毎日、元気に園に通ってたくさんのことを学んで楽しい園生活を送っていってほしいと願っております。

最後に、保護者の皆さまには暖かく見守っていただき、ご理解ご協力ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

ディレクターダミアタ敬子

先生がたからのメッセージ

ぺんぎん組とりす組

初めて子どもたちと出会ってから、もうすぐ一年が経とうとしています。毎日があっという間でした。入園当初の朝は泣いて来る子どもたちでドキドキだったことを覚えています。最初の頃は恥ずかしさから、ご挨拶やお返事ができなかったり、お片付けもなかなかできなかったけれど今では大きな声でご挨拶やお返事ができるようになり、お片付けも出来るようになりました。一人遊びからお友だちと一緒に遊ぶ楽しさも覚えてお友だちを思いやる気持ちも芽生えてきたようです。「ひとりでできたよ」とこの一年間で自分でできる事がたくさん増えました。子どもたち一人ひとりが自分のペースでたくましく心も身体も成長しました。一年間、大きな怪我もなく無事に終えることができました。担任として至らないところもあったかと思いますが保護者の皆様にはご理解とご協力を頂きましてありがとうございました。

ばなな組、めろん組

3月末に「けいご」くんが退園し、4月の春休み明けに、ばなな組に新しいお友だち「けるし」ちゃんが入園しました。朝の準備やお片づけなど、分からないところはお友だちが教えてくれて園生活に馴染めたようです。昨年の8月にクラスが始まり約10ヶ月。 初めは新しいクラス、環境に慣れるまで戸惑う姿も見られましたが、今ではかばんを置くときにもお友達とのおしゃべりに夢中です。お友だちの片付けを手伝ってあげることもしばしばあります。お友だちを思いやる優しい気持ちが育まれたのだな、と子どもたちの成長を嬉しく感じています。 めろん組とばなな組で一緒にするゲームでは「今日はしっぽ取り!」「今日はコロコロボール」と大はしゃぎ。勝てなくて悔し泣きをしているお友だちも「負けても、次がんばる!!」と勝ったお友だちを応援できるようになって来ました。心も身体もぐーんと成長したこの一年。最後になりましたが保護者の皆様にはご協力、ご理解頂き、子どもたちを元気に幼稚園へ送り出して頂きましてありがとうございました。

ばら組、すみれ組

運動会を終え、春休みを終えたと思っていたら、気づけばあっという間に6月になってしまいました。そして、あと少しで卒園式を迎えます。9月より、学び始めたひらがなも残すところあと1文字。絵本を声を出してすらすら読める子やお絵かきの時もお友だちの名前を書いたり文章にして手紙を書ける子も見られるようになりました。2歳、3歳から初めて園に入って来た姿を思い出すと、心も身体もとても成長したように思います。特に今年度のばら組、すみれ組は少人数ながらも仲がよく楽しく一緒に外で遊べるようにもなり、言葉の発達も目ざましく驚かされました。ご家庭で日本語を話さないお子さんも自分の気持ちを日本語で話せるようになったり、ちょっとしたジョークまで言えるようになっています。どうか卒園後もこの日本語を忘れないでほしいなと願っています。あと一週間と少しの時間ですが一日一日を大切に素敵な思い出を作れたらと思っています。

ご家族からのご寄付のお礼

なかよし幼稚園のご家族の皆様からは今年度もたくさんのご寄付をいただきました。コピー用紙、フォルダー、ボールぺんなどの事務用品、おもちゃ、おままごとセット、絵本、洋服、コロナウィルスの抗原検査キット、コロナウィルス対策の手袋などです。ありがとうございました。お寺のボランティアのみなさまへのお礼今年度も仏教会から多くのサポートをしていただきました。今田ブライアンさん、三谷デイブさん、岩本ダニエルさん、西平ジョーさん、横田ジェームスさん、鶴田ジョンさん、この一年間、園の修繕、お庭の手入れ、行事の準備など多くのサポートをしていただきありがとうございました。西村パティさん率いる2つのボーイスカウトのグループのみなさんにも、園庭マットの張替え工事のお手伝い、園庭の支柱のプロテクターの設置、園庭のガーデニング、平均台のぺんき塗り、おもちゃの購入、本箱の作成など多くのことをしていただきました。大勢のお寺のボランティアのかたにこの一年間支えていただきありがとうございました。

勤続表彰

今年度は比嘉和枝先生が5年勤続で仏教会から表彰されます。おめでとうございます。

お知らせ

2023年 夏のプログラム開始日:6月26日(月)

2023年 新学期開始日:9月5日(火)